「真面目」だけではもう戦えない 仕事における「遊び」の重要性
──テレワーク環境でさまざまな問題が浮上してきましたね。
周りの状況が見えないことから来る機能不全のほかに、コントロールしすぎの問題が出ています。
個々のタスクや進捗状況の共有、朝イチ会議や週次面談の設定など、仕事をするうえでの曖昧さを払拭し各自が自律的に働きやすくするための「型」が、逆に社員を縛り意欲停滞や疲労感を引き起こしている。一方上司は、数値上システム管理はうまく機能していると評価し、継続・強化しようとする。食い違いによる負の連鎖です。社員の自律が大事なのはわかってるし、権限委譲してるつもりだし、風通しのよさも担保してるつもりだけど、テクノロジーによる見えない管理が効きすぎてしまう。毎日アラートが飛んでくる、リマインドが飛んでくる。面白く仕事をしていた人が、面白さを見失い、指示待ちに陥ってしまうケースを、ここ最近よく目にします。
──テレワークの運用自体が、まだ試行錯誤中ということですか?
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