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米中対立の実害は大きい 間違いだらけの「冷戦」礼賛

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中国政府が電子商取引大手のアリババ集団や配車サービス大手の滴滴出行(ディディ)を締め上げる中、その狙いをめぐってさまざまな観測が飛び交っている。中でも重要なのは、テック企業の取り締まり強化は中国を米国から切り離す企ての一環として行われている、というポイントだ。世界に重大な影響をもたらしかねない動きといえる。

米中関係は悪化の一途をたどってきたとはいえ、両国の競い合いが冷戦のような対立に発展するとまで考える人は圧倒的に少なかった。双方の経済があまりにも深く結び付いていたためだ。だが米中の関係は今、根底から変わろうとしているのかもしれない。

米ソの冷戦は、相互に関連する3つの力学によって特徴づけられた。第1はイデオロギーの対立で、次に核開発競争に象徴される軍事的な対立が存在した。さらに両陣営が科学、技術、経済で相手を出し抜こうと必死になったのは、それがイデオロギーおよび軍事面での勝利に欠かせないという認識があったからにほかならない。

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