「死のリスク」はすぐそこにある 緊張感に満ちた米国の自宅待機

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近所の飲食店は「持ち帰りと宅配のみ」

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カリフォルニア州で自宅待機令が出たのは3月19日のこと。当初の計画は1カ月だったが、感染拡大に歯止めがかからないため、4月10日になってロサンゼルスでは5月15日までの延長が発表された。

長期化する巣ごもり生活。その様子をロサンゼルス在住のジャーナリストにつづってもらった。

朝起きるとすぐにテレビをつけてCNNを見るのが日課だ。画面の端に表示されている「米国のコロナ死者数」を確認するためだ。累計死者数は一晩で数百人跳ね上がるような日々が続いている。

死者1万人を突破した4月6日にミシガン州のペトスキーという町に住む友人から電話があった。

「歴史学のカミングス教授を知っているよね? コロナで亡くなったよ」。これを聞いて戦慄(せんりつ)が走った。ついに知人が犠牲になったのだ。76歳の元気な男性で、かつてその町に住んでいた筆者は道で会えば立ち話をする間柄だった。地元紙のお悔やみ欄を見ると、その町のコロナ死者第1号が彼だった。死者1万人とは、自分が知っている誰かが死んでも不思議ではないという数であることを知った。

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