「NAVER(ネイバー)のビッグピクチャーと、ソフトバンクのグローバルドリームが結実した」
11月14日、韓国最大の経済紙である毎日経済新聞は今回のZホールディングス(ZHD、ヤフーの親会社)とLINEの経営統合をこう表現した。経営統合のニュースは、LINEの親会社であるネイバーが本社を置く韓国にもいち早く伝わったが、IT業界では実は、それほど驚きを持って受け止められている状況ではない。「ソフトバンクの孫正義氏の韓国での動きを見ていれば、驚いたというよりは、そう来るだろうな、という印象」(韓国経済紙記者)といった、冷静な反応が少なくはない。
韓国では歓迎の声
韓国で今回の統合は、冒頭のように「アジアの巨大IT企業が手を結ぶことで、米国や中国と対抗できる」という規模と将来性の点から歓迎する声が多い。そして、LINEがZHD・ソフトバンクと手を組んだことは、ネイバーの李海珍(イ・ヘジン)GIO(最高グローバル投資責任者)兼創業者の将来構想とぴったり合致したという見方が支配的だ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら