――8月31日に日本郵便は10月からかんぽの積極的な営業を段階的に再開すると社内外に発表しました。再開直前の9月25日になって、再開延期を取締役会で決議しました。
これからまだ問題が出てくるのかもしれないのに営業を再開して大丈夫なのか、と私は疑問視していた。6月に約9万件が発覚した後にさらに約9万件が見つかった。その後にアフラックの保険料二重払いや無保険状態で10万件も出てきた。こういう形でどんどん大型のスキャンダルがまだ出てくるのではないか。そうした中での10月の営業再開は時期的に非常にまずい。
10月というのは、アフラックの「条件付き解約制度」のシステム対応ができるタイミングということなのだろう(編集部注:アフラックではがん罹患者の加入を避けるため、加入後3カ月間は保障を受けられない。が、乗換契約の場合は例外的に乗換後すぐに保障を受けられる。これを「条件付き解約制度」という。日本郵便やかんぽ生命ではシステム上で対応しておらず、この制度の導入を見送ってきた。このために乗換時に3カ月間の保険料二重払いや無保険状態が生じてきた)。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら