社内のメールをお借りして送信しております。突然のメールで失礼致します。既に、マスコミで報道されておりますように、この度、御社に金融検査を行うこととなりました。今後、金融検査への対応でご負担をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
3連休明けの9月17日午後。「日本郵便本社・支社・郵便局において保険募集業務に従事される役職員の皆様へ」と題した電子メールが全国の郵便局員に届いた。差出人は金融庁総合政策局の主任検査官。金融庁が立ち入り検査中に検査対象者の全社員に向けてメールを送る、というのはきわめて異例なことだ。
「不適切募集以外も真摯に検証」
本メールには何が書かれているのか。金融庁主任検査官はまず今回の検査の観点や検証の方針を明確にした。
今回の検査におきましては、これまでマスコミで報道されているような、顧客本位でない保険募集が行われていたのではないかという観点を中心に、貴社の法令等遵守態勢や利用者保護管理態勢に加え、経営管理態勢等の全般を検証する方針です。
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