ベストセラー『ファクトフルネス』に沿って自分の物の見方を批判的に考え直してみよう。本特集を通じて「事実に基づく世界の見方」が身に付くはずだ。
人が勘違いしがちな10の本能を数多くの事例を交えながら解説した話題作『ファクトフルネス』の日本語版(日経BP社)が異例のヒットを飛ばしている。世界で100万部超のベストセラーだが、国内では年初の発売からわずか2カ月で30万部を突破した。
著者のハンス・ロスリング氏(故人)はスウェーデン出身の医師・公衆衛生学者。世界的講演会「TEDカンファレンス」での、アニメーション機能付きグラフを活用して統計をわかりやすく説明したプレゼンテーションが話題となり、一躍著名になった。人がなぜ間違えるかを楽しく学習していくその講演を書籍の形に詰め込んだのが『ファクトフルネス』だ。
日本語版共訳者の上杉周作氏は「本書の題材である国際開発や医療の関係者以外にも読者が広がっている。インスタグラムを見ると、美容師や美容サロン関係者など普段あまり統計に触れていない人も手に取ってくれている」と話す。
『ファクトフルネス』が扱うのは海外の情報だが、それを日本の情報に置き換えて展開するのが今回の特集「ファクトフルネス日本版」だ。私たちの『常識』は本当に正しいのか。まずは15のクイズから始めてみよう。
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