国内絶好調は止まる?メルカリの意外な盲点 第4回 急成長支える国内事業の課題

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リアルのフリーマーケットと同様に、メルカリでは個人出品ならではの“宝探し感”を重視している。写真はメルカリがユーザーを集め定期的に開催しているリアルイベントの様子(写真:メルカリ)

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永続的な「所有」から、一時的な「利用」へ――。メルカリは、日本人の消費スタイルそのものに変化をもたらしている。同社が今年3月に行ったアンケート調査によれば、中古品を購入・使用することに抵抗を感じるかという質問に対し、20代男女の過半数が「まったく感じない」「あまり感じない」と回答。衣料品や小物はもちろん、化粧品のような消耗品でも“新品志向”は薄れつつあることがわかった。

「購入前に再販価格を調べるようになった」「タグや付属品を保存しておくようになった」「売るときのことを考え大切に扱うようになった」。フリマアプリの利用者の声からは、具体的な行動変化も見て取れる。また、「売ることを前提に、少し値の張るブランドにも手を出すようになった」と、新品市場にプラスに働くような傾向も出てきている。

「これまでは、まずメルカリ自体を認知してもらい、ダウンロードにつなげるということが最重要だったが、ステージが変わってきた。最近ではマーケティング戦略の重点が、『こんな使い方もあるんだ』『こんなモノでも売れるんだ』といった気づきを得てもらうことに移ってきている」。メルカリで国内事業を統括する小泉文明・社長兼COO(最高執行責任者)はそう語る。

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