「1位の背中が見えてきた」。楽天の三木谷浩史会長兼社長は今年2月の決算説明会で、自社のフリマアプリ事業の成長ぶりに自信を見せた。メルカリにとって国内最大のライバルである「ラクマ」は、今年に入り続々と新たな手を打ち出している。
楽天は今年2月、傘下にあった2つのフリマアプリ「ラクマ」「フリル」を統合し、新生ラクマとして再スタートを切った。さらに6月からは、これまで無料だった販売手数料を有料化。販売価格の3.5%という料率は、メルカリ(販売価格の10%)と比べればお得感の残る形だ。
フリマ市場全体の急拡大を受け、近年は楽天もこの領域で大きく成長を遂げてきた。足元のアプリのダウンロード数や利用者数は公表していないが、年間流通総額は1400億円(2017年末時点)に到達。メルカリ(3000億円超)にはまだ遠く及ばないものの、前年比では2.7倍に成長している。今後についても「早期に3000億円に持っていきたい」(三木谷社長)と鼻息が荒い。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら