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川喜田二郎の発想法で表現法を学ぶ(9) メモを整理する際にあいまいさをなくす

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川喜田二郎氏が『発想法』で紹介している情報整理の技法は、電子的な情報機器が未発達な時代のものだ。それだからといって、この技法の基本的発想が古くなってしまったわけではない。川喜田氏の技法を、現在の情報機器の発展に合わせてアレンジし直す必要がある。

たとえば、裏にのりがついたメモ用紙を使ったほうがいいという川喜田氏の記述についてだ。少し長くなるが、まとめてしまうと技法がわからなくなってしまうので、あえてそのまま引用する。

〈さて私は、メモノートの一枚ずつの裏に糊のついているのが理想だといっておいた。そのわけは、たった一日のうちの観察メモだけでも、錯雑して前後不ぞろいにメモされることがあるからである。たとえば、植物の観察ノートをつけているうちに、土地の故老がやってきた。これは絶好の機会とばかりに、その土地の昔からのおもしろいしきたりをききだす。ところが昼飯時になって、その老人から「まあ一杯お茶をおあがり」と御馳走になって、メモノートつけは一時頓挫する。

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