6000人規模のお笑い芸人・タレントを抱えるエンタメ界の巨人、吉本興業。同社の大崎洋社長に、日本のエンタメビジネスの現状と将来について語ってもらった。
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──吉本興業の創業家をモデルにしたNHK連続テレビ小説「わろてんか」が好評です。
メーカーの創業者や偉人ではなく、お笑いの会社を扱ってもらったことに時代の流れを感じる。先日、オリックスの宮内義彦シニア・チェアマンに、コンテンツなども含めたベンチャーファンドを立ち上げる話をしたら、「いいね。そういう時代だよ」と、言っていただいた。コンテンツやエンターテインメントが、ただの娯楽以上の役目を果たせる時代になった。
──沖縄でのエンタメ振興に熱心ですが、その狙いは。
当社が運営する沖縄国際映画祭は18年に10回目を迎える。
戦略があって映画祭を始めたわけではないので、どうしてそこまでやるのですか、と聞かれても、「何となくやってます」としか答えられないな(笑)。ただ沖縄の人や子どものために、努力していきたい。
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