広告はできるだけ見たくない。これが消費者の本音なのは、残念ながら事実だ。この消費者心理があるかぎり、大量の広告を押し付けるのは逆効果。最善策は、個々の消費者の好みに合わせ、関心があるモノや企業の広告を見せることだろう。
このパーソナライズで驚異的に成長しているのが、中国のベンチャー企業・北京字節跳動科技(ベイジン・バイトダンス・テクノロジー)が運営する情報キュレーションアプリ、「今日頭条」だ。
毎日2億人が見ているアプリ
頭条は日本のLINEニュースやヤフーニュース、スマートニュースに似たサービス。社会ネタや芸能、スポーツ、政治・経済など幅広い分野の記事や写真・動画を閲覧できる。利用は無料で、広告収入で稼ぐ収益モデルも同じだ。だが日本の類似サービスとは、規模とユーザーへの食い込み度の次元が違う。頭条のデイリーアクティブユーザー数(DAU)は2億人、1人平均利用時間は1日76分。毎日、日本の総人口より多いユーザーが見ている。
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