チケット大革命 野球や音楽ライブへ「スマホで入場!」
ようやくスマホ時代の幕開けを見たチケット業界。だが、根深い構造問題も抱えている。
「まさにこういうサービスを待っていた」──。7月某日。2ケタ連勝が続く埼玉西武ライオンズの野球観戦に家族で訪れた男性(30代)は、満足げにそう語った。男性はこの日初めて、西武ライオンズの本拠地・メットライフドーム(埼玉県所沢市)に導入されたばかりのスマートフォン向け電子チケットで入場した。
従来の紙チケットは、ネットで購入しても、発券手続きはコンビニやドーム横のチケットセンターで行う。チケットセンターでは、休日の混雑時には最大15分ほど列に並ばなければならない。が、電子チケットはその必要がない。「入場ゲートに直接向かえばいいので、子どもを連れてくるのがとても楽になった」という。
別の男性利用者(40代)は、「同僚の分とまとめてネット購入することが多いが、電子チケットなら(現物を配る必要がなく)、URLをメールやLINEで簡単に共有できるのがとても便利」と、もう一つの利点を挙げる。
「設備いらず」の新技術が続々登場
ネット時代に、いまだ紙ベースが主流。そんな超がつくほどアナログだったチケットの世界が、急速に変わり始めている。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら