ジェームズ・ダイソン 創業者兼チーフエンジニア 私は技術と恋に落ちている
家電業界に旋風を巻き起こしてきた創業者のジェームズ・ダイソン氏に、業績好調の要因やヘアドライヤー投入の理由、次に目指す方向性について聞いた。
──なぜへアドライヤー市場に参入するのか。
もっと面白いヘアドライヤーを作れると思ったからだ。従来のヘアドライヤーは重いうえ、モーターがヘッド部分にあるためバランスが悪い。それなのに毎日20分間ほど持たないといけないことに不満があった。われわれはもっと軽く、小さいモーターを作る技術を持っており、ハンドル部分にそのモーターを入れることができた。他にも静音化や温度制御などの技術を搭載し、従来にない製品に仕上げることができた。
──日本のヘアドライヤー市場では、パナソニックのシェアが約7割と圧倒的だ。
圧倒的という言葉が適切だろうか?と私は思う(笑)。ただ消費者は製品を買うとき、やはりよりよい技術、よい機能のものを選ぶ。決してブランドを理由に買うわけではない。日本の消費者の見る目は確かだと私は確信しているので、きちんと選択してくれると思う。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら