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ジェームズ・ダイソン 創業者兼チーフエンジニア 私は技術と恋に落ちている
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家電業界に旋風を巻き起こしてきた創業者のジェームズ・ダイソン氏に、業績好調の要因やヘアドライヤー投入の理由、次に目指す方向性について聞いた。

James Dyson●1947年英国生まれ。王立美術大学在学中の70年、英エンジニアリング企業に入社。86年サイクロン掃除機「G-フォース」開発。93年にダイソン社を設立し現職。(撮影:今井康一)
──なぜへアドライヤー市場に参入するのか。
もっと面白いヘアドライヤーを作れると思ったからだ。従来のヘアドライヤーは重いうえ、モーターがヘッド部分にあるためバランスが悪い。それなのに毎日20分間ほど持たないといけないことに不満があった。われわれはもっと軽く、小さいモーターを作る技術を持っており、ハンドル部分にそのモーターを入れることができた。他にも静音化や温度制御などの技術を搭載し、従来にない製品に仕上げることができた。

ヘアドライヤーに内蔵されているダイソン製モーター「V9」。500円玉大と小さいながら、風量は他社ドライヤーより多い
──日本のヘアドライヤー市場では、パナソニックのシェアが約7割と圧倒的だ。
圧倒的という言葉が適切だろうか?と私は思う(笑)。ただ消費者は製品を買うとき、やはりよりよい技術、よい機能のものを選ぶ。決してブランドを理由に買うわけではない。日本の消費者の見る目は確かだと私は確信しているので、きちんと選択してくれると思う。
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