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家電の先兵 ダイソンの秘密 扇風機、掃除機、次はドライヤー

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サイクロン掃除機や羽根なし扇風機など、独自のデザイン家電でファンを増やしてきた英ダイソン。不振にあえぐ日系家電メーカーにはない、強さの源とは何か。

「サンプルもないのに発売前からこんなに予約が入ることは通常ない」。家電量販店ビックカメラ有楽町店の売り場担当者がこう舌を巻く製品は、英家電メーカーのダイソンが5月11日に発売したヘアドライヤー「Dysonスーパーソニック」である。ドライヤーの売れ筋価格帯は1万〜2万円だが、ダイソンの新製品はその倍以上の4万8600円(税込み)。しかし、穴の開いた独特の形状や風圧の強さが好感され、売り上げは好調だという。

ヘアドライヤー完成まで多くの試作品を製作(右)。新製品発表会では美容師による実演も(左)(撮影:今井康一)

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ドライヤーの国内市場は、パナソニックがシェア6〜7割を占め他社を圧倒する。しかし、「ダイソンは指名買いが多く値崩れしない。パナソニックと同じくらいダイソン製品も大きく取り上げたい」(同店売り場担当者)といわれ、流通からの信頼も厚い。

ダイソンはこれまでサイクロン掃除機や羽根なし扇風機など、従来品にないスタイリッシュなデザインで家電市場に旋風を巻き起こしてきた。サイクロン式ロボット掃除機やLED照明スタンドに続き、参入を決めた新分野がドライヤーだった。

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