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経済合理的な理由 男女格差解消を目指すための

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男女格差解消を目指すための経済合理的な理由ローラ・タイソン 米大統領経済諮問委員会元委員長アヌ・マドギャブカー 米MGIシニアフェロー 男女不平等がもたらす損失は広範に実証されてきた。が、米マッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)の新たな研究は、こうした損失が今まで考えられたよりも大きく、その影響は広範囲に及ぶとの見方を示した。

この研究では15の指標が用いられた。賃金や就労率など経済的な平等を測るもの、さらに社会的、政治的、法的な平等を測るものを含み、95カ国の「男女平等度スコア」が算出された。この研究は世界の国内総生産(GDP)の97%、世界の女性の93%をカバーし、個々の指標に関する各国のスコアも示された。

欧州と北米が男女平等に最も近い一方、南アジアが最も遠かった。各地域の中でも公職選出比率や政策優先順位における男女差などにより、バラツキが見られた。

40カ国で、就労率、賃金、指導的な地位、無報酬の育児・介護・家事など、労働に関する大半のこと、法的保護、公職選出比率、女性に対する暴力について著しいあるいは非常に高度の男女不平等が見られた。

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