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「相場操縦には当たらない」 徹底追跡 村上強制調査 第三者委員会がシロ認定

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昨年11月25日の強制調査からちょうど4カ月後の3月25日に「第三者報告書」が提出された。第三者委員会の結論はSESCの令状と真っ向から対立するものだった──。

3月25日にSESCに提出した報告書の本編(左)と資料編(右)

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3月25日。東京・霞が関の証券取引等監視委員会(以下、SESC)に、2人の弁護士が2冊の分厚い文書を届けに来た。本編200ページ弱、資料編300ページ強の第三者委員会報告書を読んだSESCの職員は、ギョッと目をむいたに違いない。「村上世彰氏のしたことは相場操縦には当たらない」──報告書がそう結論づけているからだ。

家宅捜索の録音を基に まずは令状を復元

4カ月前の昨年11月25日。SESCの特別調査課の職員は、村上氏ほか複数の関係先を家宅捜索。パソコンなど証拠物になりそうなものをすべて持ち去った。令状はその際に読み上げられただけで、村上氏の手元に残っていない。が、村上氏の関係者が録音しており、第三者委員会はそれを基に令状を復元した。

ちなみに家宅捜索時の録音では「別表に記載のとおり」という文言が6回出てくる。ところが六つの「別表」は家宅捜索の際に、読み聞かせはおろか、見せられてすらいない。第三者委員会は、委員長名義で「別表」の写しの提供をSESCに求めたが、SESCは「調査をしているか否かを含めていっさい回答できない」とし、提供を拒んでいる。

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