(2016年9月ユニー・ファミリーマートホールディングス社長に就任予定)
新生ファミリーマートはセブン–イレブンにどう対抗するのか。苦戦する総合スーパー(GMS)の先行きはどうなる。2016年9月に発足する統合会社ユニー・ファミリーマートホールディングスの社長に就任する上田準二・ファミリーマート会長に聞いた。
セブンに挑戦する切符を手に入れた
──当初15年8月に予定された経営統合の基本合意は、1カ月半遅れました。
まずは両社で統合に関する検討委員会を立ち上げて、コンビニとGMSでそれぞれ分科会を作った。コンビニについてはブランド名をどうするのか、店舗網が拡大している中、バッティングしている地域はどうするのかについて議論を重ねた。
もう一方で、GMSの再建についても協議をしていた。いろいろなステークホルダーから「リスクが大きすぎる」という声もあれば、「ファミマにGMSがわかるのか」との問題も付きまとった。
各分科会で細部にわたって討議を進めていたけど、物理的問題、産業上の問題など、議論がかみ合わない。両社が席を立つ場面も一度や二度はあったよ。しかしそういうときには、今回の統合の意義って何なのと、何のために統合するのかをあらためて確認するようにした。僕もコンビニ統合では8年も9年も前から動いてきて、いよいよ盛り上がっているときに「各論」はないんだ。
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