[Interview]「ウォール街を占拠せよ」の仕掛け人 編集者 カレ・ラースン
「99%対1%」を合言葉にニューヨークで生まれ、全米を席巻した反格差デモから丸3年。ソーシャルメディアによる仕掛け人カレ・ラースン氏が成長神話を斬る。
──「ウォール街を占拠せよ」運動は、2014年9月17日で3周年を迎えました。なぜあれほど大きな運動になったのでしょうか。仕掛け人としての分析は?
若者は絶望感を募らせており、未来への希望が薄れています。気候変動や不安定な世界経済など、今、立ち上がらなければ未来はないと感じています。その思いが占拠運動を生みました。香港では「中環を占拠せよ」運動が起こるなど、若者は今も怒っています。占拠運動は、世界の若者たちがソーシャルメディアを駆使して立ち上がる方法を学び、信念のために闘うという長期的プロセスにおける最初の小さな一歩だったのかもしれません。
──運動は、政治的な賛同を得たり、米国を変えたりする動きにはならなかったという声もあります。具体的な成果を残せたと思いますか。
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