“池袋化”する名古屋駅前、家電量販の激戦区へ大変貌
名鉄周辺でも「名駅地域が池袋や新宿のようにならないか」との声が聞こえる。東京のターミナル駅前で「家電戦争」の舞台となったのが、池袋と新宿。名駅前の落ち着いた雰囲気に対し、池袋などは猥雑な感じが否めない。オーナー側は「看板を街の景観と合うよう工夫してもらうなど交渉したい」(名鉄幹部)と語る。
それでもこうした問題も大きな障害にはならないようだ。「客は店をはしごして品定めするので街は活性化する」とオーナー側は見る。東京や大阪と比べ、名古屋にはアピールする目玉が少なく、地元には「外国人旅行者に素通りされる」との懸念も強かった。
家電量販店の「集客力」というメリットの前では、“池袋化”のリスクもささいなことかもしれない。
(週刊東洋経済2010年12月18日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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