被災した鉄道の「全線復旧」に1年以上かかる事情 沿線で大規模な治山・治水工事が必要な場合も

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線路部分の復旧工事は2021年春ごろにおおむね完了。一方、治山工事は同年2月にスタートし、上に向けて法面保護などが進められた。この工事がある程度完成し、列車の運転に支障が出ない位置まで到達したことから、ようやく運転再開が可能となったのである。

崩壊した斜面は叡山電鉄の敷地ではなく、この治山工事も京都府の事業として行われている。叡山電鉄にしてみれば、費用面の負担はないものの春から夏にかけての観光シーズンにバス代行を余儀なくされた形で、少なからず影響はあっただろう。反面、この区間が“紅葉のトンネル”として最も人気を集める秋の行楽シーズンに間に合ったのは幸いと言える。

被災から1年2カ月後に復旧

全線復旧がかなった9月18日、鞍馬駅で記念式典を実施。地元首長や議員、沿線の関係者らが集まった人々と共に新たなスタートを祝った。この日に合わせて、駅前にある大天狗のモニュメントが装飾されたほか、鞍馬線を走る車両の一部に記念のヘッドマークやラッピングを掲出。同駅ではこの翌週にも復旧記念イベントが開催されるなど、お祝いムード一色に染まった。

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