エリザベス女王学んだ「世界最強の帝王学」とは? 「学校に通わずに」身に付けたことは、なにか

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・ウィンザー城にいたあいだに任地に出発し戦死した、若い将校の母親にお悔やみの手紙を書き送った。誰に勧められたのでもなく、心を込めてお書きになった手紙である。
『王女物語 エリザベスとマーガレット』より

エリザベス女王が学んだ帝王学は、自分の目で市井の人がどのような気持ちで過ごし、生きているか、感じているのかを、座学ではなく体験として学ぶことでもあった。実際に体感してこそ、国民の苦労が何たるかを知ることができる。後に立つとき、その経験は重要な土台となる。クローフォードはそのように考えていたと考えられる。

同時にクローフォードは、エリザベス女王に、国王になるための専門知識も学ばせていった。続きは、次回「普通の子ども」にこそ、帝王学が有効な理由(10/30公開)で述べたい。

村田 学(むらた・まなぶ)
国際教育評論家、eduJUMP!編集長、インターナショナルスクールタイムズ編集長。米カリフォルニア州トーランス生まれの帰国子女。人生初めての学校である幼稚園をわずか2日半で退学になった「爆速退学」の学歴からスタート。帰国後、千葉・埼玉・東京の公立小中高を卒業し、大学では会計学を専攻。帰国子女として、日本の公立学校に通いながら、インターナショナルスクールの教育について興味を持つ。2012年4月に国際教育メディアであるインターナショナルスクールタイムズを創刊し、編集長に就任。その後、都内のインターナショナルスクールの理事長に就任し、学校経営の実務を積む。その後、教育系ベンチャー企業の役員に就任、教育NPOの監事、複数の教育系企業の経営に携わりながら、国際教育評論家およびインターナショナルスクールの経営とメディア、新規プロジェクトの開発を受注するセブンシーズキャピタルホールディングスの代表取締役CEOを務める。10/23(土)に、村田氏も参加する「インターナショナルスクールフェア2021」がオンラインで開催される。幼小中高のインターナショナルスクールが集結予定だ
(撮影:今井康一)

(注記のない写真:iStock)

執筆:国際教育評論家 村田学
制作:東洋経済education × ICT編集チーム

東洋経済education × ICT

小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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