ココカラがサークルKサンクスと提携。両業態の融合を目指す
こうした中、ドラッグ各社は強みを持つ医薬品などのカウンセリング販売など専門性強化による差別化を急いでいる。一方で、コンビニなど業態の垣根を越えた連携も加速。08年8月に調剤薬局のアインファーマシーズとセブン&アイ・ホールディングス、09年8月にはマツモトキヨシホールディングスとローソンが提携した。
今回のココカラとサークルKサンクスという中堅組の提携は、ドラッグとコンビニ融合の流れが業界の「標準」となってきた現れともいえる。
ただ両業態ともすでに店舗過剰感があるだけに、業態の境界線が薄くなるほど店舗間競争が厳しくなる可能性もある。リスクと隣り合わせの提携の成果が注目される。
[写真]提携会見に臨んだココカラの塚本社長(右)とサークルKS中村元彦社長(左)
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(島田知穂 撮影:吉野純治 =週刊東洋経済)
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