先行きは不透明ながら、企業の雇用意欲回復の可能性も
「飲食サービス業」でも 「増える」(10.1%)が「減る」(7.2%)を上回る。
もともと「飲食サービス業」は、「休日勤務がある」「勤務時間が不規則」などの理由で学生の間では不人気業種。「飲食サービス業」業界では、「不況をチャンスに人材の確保を図ろうとする企業が多い。
中途採用は新卒よりも先行き不透明
2010年度の中途採用見通しにおいても、「増える」(1.7%)が「減る」(6.3%)を下回った。また「採用見通しがわからない」と回答した企業は54.9%と半数を超え、中途採用は新卒採用よりもさらに先行き不透明だ。
業種別に見ると「労働金庫・信用金庫・信用組合」では、「増える」(4.4%)が「減る」(2.2%)を上回った。こうした業界では定年退職者が多いが、2008年のリーマンショック以降、補充を停止してきた企業が多い。そろそろ人手不足で業務に支障が出かねないことから、2010年には中途採用に踏み切るようだ。
また、コンサルティングなど「専門サービス業」では「増える」(7.3%)が「減る」(5.5%)を上回った。専門職は景気に左右されにくいことが読み取れる。
【調査概要】
調査対象:従業員規模5人以上の全国の民間企業6889社
有効回答:4400社
調査期間:2009年10月14日~11月6日
(東洋経済HRオンライン編集部:田宮寛之)
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