ジム・ロジャーズ「必ず史上最悪の危機が来る」

「新型コロナ危機」の後に待ち受けているもの

今回の危機でも、すでに米中堅のシェール開発企業や豪州の航空会社が破綻しています。トランプ政権は巨額の資金投入で賢明に企業の破綻を避けようとしていますが、結局はいずれ大きな問題に繋がると言います。

現在は連銀もいっしょになって大量のお金を刷って、問題をもみ消していますが、金融危機はもう始まっているのです。そして世界中に連鎖する、と言います。

一時的に相場が上昇してもさらなる悪化を招くだけ

「世界の中央銀行は、なりふり構わずいろいろな対策を打っている。それが次のバブルを生む可能性がゼロとは言えない。事実、リーマンショックの際には「100年に1度の経済危機」と言われながら、その後、わずか数年で、それを上回る規模の新たな金融バブルがつくられることになった」

ロジャーズ氏は続けます。

「このような一連の誤った政策が奏功して、一時的には大きなラリー(上昇相場)が起こるかもしれない。アメリカの連銀だけでなく、世界各国の中央銀行が揃って金融緩和に踏み込んでいることも、それを後押しすることになる。世界の中央銀行は、これまでも大量のお金を刷ってきたにもかかわらず、今回の危機でさらなる量的緩和に踏み切り、さらに大量のお金をバラまこうとしている。それが結局はさらなる悪化を招く」

では、空前の危機のなかで、個人投資家はどのように行動するべきでしょうか。「皆が長期投資をしてETFを買えば老後は安泰」といった状況はもはや過去のものになってしまったのかもしれません。筆者も4月の上旬から個別株を買い始めていますが、ベア(弱気)相場では、銘柄による差が非常に大きく出ると思い知らされています。

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