青春18だけじゃない、「お得な切符」で気まま旅 夏が終わっても「使える切符」は見つかる
個人的によく使うのは「旅名人の九州満喫きっぷ」だ。JRだけでなく私鉄に使えることがすばらしいし、利用期間も購入日から3カ月以内と使い勝手もよい。
九州までの往復は飛行機として、現地で旅名人きっぷを活用する一例を挙げる。
私はJリーグ観戦にのめり込み、ジェフユナイテッド市原・千葉を応援している。昨年10月のロアッソ熊本戦でこのきっぷを利用した。体育の日の3連休であった。
連休は遠方に行くのに都合がよいが、反面飛行機代が高価になるのが悩ましい。以前紹介したダイナミックパッケージもまったく手が出なくなる。いろいろ調べたところ、ソラシドエアの大分便と宮崎便が比較的安価な値段で残っていたので行きは大分、帰りは宮崎とした。
このように、入る場所と出る場所を先に決めてしまう方法もよくやる。これに試合日とキックオフ時間という制約も加わり、行程に工夫をこらすのがより楽しくなる。
「旅名人の九州満喫きっぷ」を使う例
このときは大分から南下し、都城から吉都線、肥薩線で人吉、八代と経由して熊本に向かう算段とし、その後は未定のまま10月6日(土)早朝に家を出た。
折しも九州北部に台風25号が近づいていた。福岡空港、北九州空港方面は欠航が相次いでいたが、大分行きを予約していたことが幸いし、羽田6時40分発ソラシドエア89便は無事離陸した。大分空港からバスで大分駅に到着すると、博多方面への特急ソニックに運休があり、みどりの窓口には長蛇の列ができていた。
けれども自動販売機には人が少なく「旅名人の九州満喫きっぷ」を容易に購入できた。今回、似たような「ぐるっと九州きっぷ」との比較もしたが、JR以外も乗れる利点と約4000円の価格差から多少特急を利用してもよいと考え「旅名人」を選択した。これらは旅の経路や目的に合わせて使い分けるとよい。
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