小林多喜二名作集 「近代日本の貧困」 小林多喜二著

小林多喜二名作集 「近代日本の貧困」 小林多喜二著

理不尽な抑圧に反抗する労働者の姿を描いた『蟹工船』で再評価されているプロレタリア作家の小林多喜二(1903~33)による短編小説、社会評論を10編集めたもの。

小説『オルグ』(『工場細胞』第2部)では工場に共産党組織をつくろうとして挫折する青年の姿を、『残されるもの』では人々の偏見に苦しむ女給のいらだちを、多喜二が東京・赤坂で特高警察に逮捕される直前に書いた『地区の人々』では労働者街と私娼窟を、『失業貨車』では一日1回の粥目当てで貨車に住み込む人々の姿を描く。

内容はイデオロギー色が強く、いずれも多喜二本人の社会矛盾への怒りにあふれ、それが小説と評論にリアルな世界を浮かび上がらせる。

祥伝社新書 819円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 就職四季報プラスワン
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
最新! 危うい会社リスト<br>7つの指標で徹底解析

高成長会社と危ない会社は紙一重。業績順調な企業も先行きは安心できません。突然巨額赤字に陥る、そもそも行き詰まっているなど、将来リスクを抱える会社を多様な切り口でリストアップしました。7つの指標であなたにも見分けられます。