こんな形で、詐欺の成功率を上げてきます。「情報が少ないから大丈夫」と思わず、“あなたのことを知っているふう” の連絡ほど疑うべきです。
今日からできる「被害化最小」チェックリスト
最後に、患者側で今すぐできる実務を、行動ベースでまとめます。
● 不審な連絡はその場で答えず切る(焦らせるのは詐欺の常套手段)
● 病院・行政・保険者を名乗っても、折り返しは公式サイト等で調べた番号へ
● SMSやメールのリンクは踏まない(必要なら自分で公式サイトを検索)
● 郵送物のQRコード・振込用紙は即対応しない(まず照会)
● 可能なら家族にも共有(高齢家族が狙われやすい)
● 万一、口座や認証情報を渡してしまったら、金融機関へ連絡+警察/消費生活窓口へ相談(早いほど被害が止まる)
病院は、対象患者への郵送連絡とともに、相談窓口を設けています。迷ったときは、まずはこの公式窓口を起点に確認するのが安全です。
医療機関のインシデントは「病院の問題」で終わらず、患者一人ひとりに直接連絡が来る可能性があります。
「答えない」「リンクを開かない」「公式に問い合わせ直す」の3点を、家族や周囲と共有しておくことが最大の防御になります。
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伊藤 秀明
パーソルクロステクノロジー セキュリティ本部 シニアエキスパート
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いとう しゅうめい / Shumei Ito
セキュリティ組織の構築、プロジェクト推進、SOC業務など、戦略的視点から技術的な実行まで幅広く手掛けるITシステムコンサルタント。通信、インターネットサービス、医療、メディアなど多様な業界での経験を生かし、業界特有の課題にも対応。クライアントのニーズに応じた柔軟なソリューションを提供し、セキュリティと業務効率の両立を実現するためのプロアクティブなアプローチを重視している。また、講演や執筆活動にも積極的に取り組み、専門知識や実務経験を生かして幅広い層にセキュリティやITシステムに関する知見を共有している。
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