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お年玉「買い物か貯金」の二択はなぜ"惜しい"のか…元外資系トレーダーが「お年玉を外貨で渡す」納得の理由と、子に「お金の増やし方」を教える意味

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親の役割は、正解を教えることでも、失敗させないことでもなく、考える場を用意しながら、少しずつ手を離していくこと。そのプロセスこそが、これからの時代に必要なマネー教育だと私は考えています。

わが家のお年玉の渡し方「株もいいけど外貨はどう?」

投資というと株式の話になりがちですが、子どもにとっては、実は為替のほうが直感的でおもしろいことがあります。わが家では、ネット銀行を使い、お年玉を外貨で渡すことがあります。

円ではなく、外貨で渡す。円に戻すタイミングは自分で決めてもいいし、そのまま持っていてもいい。円安や円高で金額が変わる様子を、遠くのニュースではなく、自分のお金として体感できます。為替が一気に生活の話になる瞬間です。

そのほか、株や投資信託も取り入れています。未成年口座を使い、親子で一緒に選ぶ。ニュースや世界の出来事が自分事に変わり、銀行預金では学べない増減を数字で見ることができます。

私は元トレーダーですが、息子が初めて株を買ったときは、正直かなり迷いました。もっと分散したほうがいい、今はタイミングではない、そんな考えが頭をよぎったからです。それでも口を出さなかったのは、これは投資の練習ではなく、判断の練習だと思ったからでした。

電子マネーやポイント運用も選択肢の1つですし、気軽に始められます。少額でも増やす体験につながり、履歴が残る。現金だけがお金ではない、という感覚が自然に身に付いていきます。

お年玉は、ただ渡すお金ではありません。子どもが自分で考え、選び、その結果を受け止めていくための小さなリハーサルです。うまくいかないことがあっても、それは失敗ではなく研究費。そう思える環境があれば、子どもは安心して挑戦できます。

お年玉だけでなく、月々のお小遣いを渡すときもどう使う?どう考えた?その問いかけが、子どもが自分の頭で判断し始める、最初のきっかけになります。

東洋経済education×ICTでは、小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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