総合型選抜においてはもっと顕著で、英検準1級がないと書類審査の時点で落とされる大学/学部は明確に存在しています。
それくらい、英検の価値は大きく上がっているのです。あえて断言しますが、英検を取得せずに難関大学に大学受験をするというのは戦略上ほぼあり得ない時代です。他の資格試験で代替できるとか、東大一本で、第二志望の私大も受験する気はないし東大に落ちたら浪人する覚悟だとか、そういう特殊な人でない限り、英検取得が視野に入らない受験生はほぼいないという時代になっています。
英検の取得率には地域によって大きな差
それにもかかわらず、英検の取得率には地域によって大きな差があります。
中学3年生の時点で、CEFRのA1レベル(英検3級相当)以上を取得している人の割合を示した文部科学省のデータでは、下記のようなことがわかります。
(もっと詳しい分析はこちら)
関東圏とそれ以外の地域で大きな差があり、地域の中でも英検取得を積極的に推奨している地域とそうでない地域でかなり大きな差が生まれていることがわかります。大学の一般入試のようなペーパーテストは、平等性を担保するための仕組みですが、しかしこの英検の取得率の差を見ると、平等とは何かを考えさせられますね。
都内の英検取得に関しての話を聞くと、「中学1~2年生でも英検1級を取得する人がいる」「小学5~6年生で、帰国子女でもないのに英検2級以上を取得している人もいる」という話も聞きます。英検で大きな地域格差が開いているというのは否めないように感じますね。


















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