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アマゾンが「50万人以上の雇用」をロボットで代替する狙い。内部文書で判明、AI時代の大量失業

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「アマゾンほど自動化への道筋を見つけることがインセンティブとなっている会社はない」。自動化を研究し、昨年ノーベル経済学賞を受賞したマサチューセッツ工科大学(MIT)の教授ダロン・アセモグルは、「アマゾンが利益の出る自動化を実現すれば、他の企業にも広がっていく」と指摘する。

計画が実現すれば、「アメリカ最大の雇用主の1つが、純雇用創出企業ではなく、純雇用破壊企業になるだろう」とアセモグルは言う。

業務を完全に自動化する大胆な計画

アマゾンは声明で、ニューヨーク・タイムズが閲覧した文書は不完全であり、同社の採用戦略全体を示すものではないと述べた。アマゾンの広報担当者ケリー・ナンテルは、文書は社内のあるグループの見解を反映したものにすぎず、同社は年末のホリデーシーズンに向けて25万人を雇用する計画だと述べたが、そのうち何人が正規雇用となるのかについては口をつぐんだ。

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