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〈激白〉セブン&アイのデイカス社長が「国内企業としての成長はもう限界」と語る真意・・・6月、アメリカ・ダラスに自らの事務所を構えた理由とは?

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北米子会社のSEI(セブン‐イレブン・インク)はSEI、国内子会社のSEJ(セブン‐イレブン・ジャパン)はSEJ、ホールディングスはホールディングスで、それぞれ人材を動かしている。グローバルで人材を再配置するような機能をホールディングスが担えていないのが現状だ。

8月6日に開かれた中期経営計画の発表会。デイカス社長をはじめ、経営幹部が今後の戦略について語った(撮影:尾形文繫)

例えば明日、当社が店舗を持たない南米に進出する機会があったとしよう。現状であれば、ホールディングスがSEJの人事と交渉をし、SEIの人事とも交渉をして、ようやくチームが固まる。そんなスピード感では決してよくない。

「国内企業」としての成長は、もう天井に達している。一方、北米でも、南米や欧州でも成長するチャンスは非常に大きい。それを実現するためには、発想を変えなくてはならない。

HDはアメリカ子会社にノータッチだった

――北米のSEIに対して、ホールディングスのグリップが効いていない、との指摘もグループ内外から聞こえます。

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