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チョコを作るのは誰?ガーナのカカオ産地で「児童労働ゼロ」を目指す──学生が始めたNGOの17年間、ACE共同創業者の白木朋子氏に聞く
──2008年に初めて調査した当時のガーナの状況はどうでしたか。
2008年の調査では、都市部から遠く離れた、電気も水道も通っていない村を訪問し、児童労働の実態を調査しました。そこではカカオ農家の人たちが暮らしていて、当時はバケツで汲み上げる方式の井戸が村に1つあるだけでした。私たちが訪れた2~3月の乾期には、水はほとんどありませんでした。人々が安全に暮らすことができない状況を見て、私自身も大変なショックを受けました。
私はチョコレートが大好きで、チョコレートは人を幸せにするものだと思っていますが、ガーナで見た人々の生活は、あまりにも過酷なものでした。
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