【保存資料あり】「いつの間に…⁉︎」自分のSNSアカウントが知人に詐欺メッセージを送っていた?<Instagram・X・Facebook・LINE>の乗っ取り手口

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1の「パスワード管理」については、

・単純なパスワードを設定することを避ける。
・英数字と記号を組み合わせ、複雑かつ長いパスワードを設定する。

パスワードを使うサービスは増える一方なので、すべて覚えておくのは至難の業だ。そこで、スマホやブラウザが提供しているパスワードマネージャーを利用して記憶させる。パスワードマネージャーであれば、複雑なパスワードを自動生成し、保存も可能だ。

アナログな方法だが、紙のパスワード管理ノートを使う方法もある。セキュリティ面で不安を感じる人もいるだろうが、銀行の通帳と同じように保管しておけば安全だ。デバイスの故障・紛失、万が一本人が亡くなったときでもノートなら対応できる。

2の「メッセージのリンクを踏まない」だが、前述したように、メッセージのリンクから遷移したWebサイトが詐欺サイトである可能性がある。いくら知り合いでも、不審な動きがあったらリンクを踏まないようにする。また、普段なら頼まれないような依頼があったときも、乗っ取りを疑って様子を見るべきだ。

3の「二段階認証」は、もっともおすすめな方法だ。ログイン時にメールやスマホのSMS、生体認証などが必要になるため、第三者が不正アクセスすることができない。おっくうに感じることもあるかもしれないが、鉄壁の守りとなる。筆者のもとにも、第三者が送ったと思われるパスワードリセットのメールが来ることがあるが、二段階認証で守られている証拠でもあり、安心だ。

SNSアカウントの乗っ取りは、個人やビジネスにおいて信頼問題にも発展する。紹介した対策を講じることで、そのリスクを最小限に抑え、安心安全な環境を保ってほしい。

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鈴木 朋子 ITライター・スマホ安全アドバイザー

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すずき ともこ / Tomoko Suzuki

メーカー系SIerのSEを経て、フリーランスに。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。10代の生み出すデジタルカルチャーを追い続けており、子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。
http://tomoko.chu.jp/

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