【保存資料あり】「いつの間に…⁉︎」自分のSNSアカウントが知人に詐欺メッセージを送っていた?<Instagram・X・Facebook・LINE>の乗っ取り手口
同様の手口は過去にもあった。Facebookで多発したアカウント乗っ取りでは、動画のリンクと思われるメッセージがDMに送信されてきていた。動画を見るためにFacebookアカウントのIDとパスワードを入力すると、アンケートサイトが表示され、メールアドレスやクレジットカードなどの個人情報を盗まれてしまう。
当然、FacebookのIDとパスワードも相手の手に渡っているため、不正ログインに使われる。Facebookでは他にも、「プロフィール画面の訪問履歴を見られる」「サングラスが安く買える」などさまざまなメッセージでIDやパスワードを入手しようとする攻撃が行われてきている。
LINEアカウントの乗っ取り被害もある。「今忙しい?乗っ取られたから解除に協力してほしい」「私のペットに投票してくれない?」などのメッセージでLINEに登録している電話番号やパスワードを入力させる画面へと誘導する。また、「LINEアカウントの再認証が必要」というメールが送られてきて、フィッシング詐欺に遭うケースもあるという。
いずれのケースも、「電話番号と認証番号を伝える」、もしくは「IDとパスワードを入力する」ことがトリガーとなる。
もしSNSアカウントを乗っ取られてしまったら、まずは乗っ取りに遭っていることを周囲に知らせて、次の被害を防ごう。ほかのSNSで乗っ取りに遭っていることを周知したり、共通の知り合いが多いアカウントに呼びかけを協力したりといった方法がある。
続いて、プラットフォームに連絡を行う。すでにログインできない場合はヘルプページにたどり着けないかもしれないが、それぞれ、Instagramのヘルプセンター、Facebookの復旧ページ、LINEのヘルプセンターにて、乗っ取りの申請または対応に関するページが用意されている。
また、乗っ取りによって金銭的な被害などが発生している場合には、警察庁の「サイバー事案に関する相談窓口」から有効な窓口が見つけられる。
SNSアカウントを乗っ取られないためのポイント3つ
SNSアカウントを乗っ取られないために注意しておくべきことは、次の3点が挙げられる。
1.パスワード管理を徹底する
2.送られてきたメッセージのリンクを押さない
3.二段階認証を設定する
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