
東証プライム市場の騰落レシオ(25日間の値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数)は、5月半ばに130%を超える可能性が高い。そこまで相場が過熱すると、値下がり銘柄数が増えてレシオが沈静化しても、1カ月程度は上昇の余韻が残る。指数ベースでは上昇基調が続くことが多い。
過去の日経平均株価の月ごとの平均上昇率は5〜7月が高いというアノマリー(経験則)もある。6月下旬には企業の自己株買いの休止(会計に用いられる株価に影響を及ぼさないための自主規制)がある一方、配当の再投資による買いも見込まれるため、近年は7月初めまで相場が強い傾向にあることも、追い風と捉えてよい。
3つの物色テーマ
この局面での物色のテーマとして、①防衛関連、②アップル関連、③自動車関連の3つを挙げたい。それぞれの関連銘柄を下表に掲載しているので参考にしてほしい。追い風が吹く根拠は次のとおりだ。
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