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「立命館大」民間出身の異色総長が進める研究力強化。仲谷善雄総長・学長インタビュー

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学校法人立命館 総長、立命館大学 学長 仲谷善雄氏
仲谷善雄(なかたに・よしお)/学校法人立命館 総長、立命館大学 学長。1958年生まれ。81年大阪大学人間科学部卒業後、三菱電機入社。神戸大学博士(学術)。2004年から立命館大学情報理工学部教授。同学部長、学校法人立命館副総長などを経て、19年に総長、同大学学長に就任。専門分野は防災情報システム、人工知能など(撮影:今井康一)

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大阪公立大学の人気が高まり、関西圏の大学に「新序列」が生まれつつある。本特集では注目校の変革の動きや受験生の意識の変化を追った。

三菱電機出身で2004年に教授となり、その後トップになった仲谷善雄総長・学長に大学の改革や今後の課題について聞いた。

「探究心」を育むことが大切

──大学改革の重要ポイントは何ですか?

複雑な社会課題に対応するためには、受け身の学習では限界がある。自らの問題意識で能動的に学ぶ「探究心」を育むことが大切だ。

教育も「教える」中心から脱却しなければならない。自ら課題を探究し研究する力を育む「次世代研究大学」「次世代探究学園」への進化を目指している。小中高大院まで一貫した探究学習を通じて、社会に新しい価値を生む「イノベーション・創発性人材」の育成を進めている。

──研究力強化の進捗について教えてください。

大学における研究は、ただ論文を書くだけではない。社会実装やデジタルアーカイブ構築などの知的活動を含んでいる。こうした広い意味の研究を拡大している。

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