三菱電機出身で2004年に教授となり、その後トップになった仲谷善雄総長・学長に大学の改革や今後の課題について聞いた。
「探究心」を育むことが大切
──大学改革の重要ポイントは何ですか?
複雑な社会課題に対応するためには、受け身の学習では限界がある。自らの問題意識で能動的に学ぶ「探究心」を育むことが大切だ。
教育も「教える」中心から脱却しなければならない。自ら課題を探究し研究する力を育む「次世代研究大学」「次世代探究学園」への進化を目指している。小中高大院まで一貫した探究学習を通じて、社会に新しい価値を生む「イノベーション・創発性人材」の育成を進めている。
──研究力強化の進捗について教えてください。
大学における研究は、ただ論文を書くだけではない。社会実装やデジタルアーカイブ構築などの知的活動を含んでいる。こうした広い意味の研究を拡大している。



















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