「SHOGUN」ゴールデングローブ4冠は何が凄いのか 浅野氏のスピーチは「最も誠実なスピーチ」に

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アメリカメディアの見出しは、「SHOGUNが賞を総なめにした」(サロン)、「SHOGUNとハックス(ベストコメディ部門)がテレビの栄誉を獲得」(ロイター通信)と、関係者を驚かせたことがわかる。「Sanada」「Sawai」といった日本人の名前がこれほど見出しになったことも過去にはないだろう。

『ニューヨーク・タイムズ』紙は翌6日、浅野氏の受賞スピーチを「最も誠実なスピーチ」に選んだ。

「おそらくみなさん、僕を知らないでしょう。日本から来た俳優で、名前はタダノブ・アサノ。(中略)これは、とてもビッグなプレゼントです!」という短いスピーチだった。

真田氏のスピーチも好感を持たれた

真田氏の受賞スピーチも、「若い俳優へのアドバイスがあった」と好感を持たれ、ハリウッドのメディアで報道された。

「私を認めてくれてありがとう。この素晴らしいジャーニーに付き合ってくれた全てのスタッフ、キャストにありがとう。世界の若い俳優やクリエーターの人たちは、自分自身を信じることを忘れず、絶対に諦めないで。グッドラック!」(真田氏)

SHOGUNは昨年9月、アメリカの優れたテレビ番組に贈られるエミー賞でも、最高の栄誉であるドラマ部門作品賞など過去最多の18の賞を獲得し、話題をさらった。シーズン2、3の撮影も決まっている。

真田氏演じる吉井虎永に絡むイギリス人のサムライ、ジョン・ブラックソーンを演じたコズモ・ジャーヴィス氏は、授賞式ののちメディアから007シリーズの「次のジェームズ・ボンド役」の声がかかるのではないかとインタビューを受けた(インデペンデント)。SHOGUN出演が大きな踏み台になりそうな勢いだ。ジャーヴィス氏は戸惑いながらも「ボンド役探しの人たちに、最大の幸運を」と答えた。

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