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四面楚歌の石破首相が頼る"精神安定剤"の側近 「政治とカネ」問題足かせで国民の支持得られず

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少数与党がゆえに政権運営の難易度が上がる中、官邸のリポーティングラインを無視して頼る側近とは。

総合経済対策を閣議決定し、取材に応じる石破茂首相。今後も国民民主党との政策協議が欠かせない (写真:時事)

四面楚歌──「敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。」(『大辞泉』小学館)

石破茂首相の今を言い表すにはこの言葉しか思いつかない。

9月27日に行われた自民党総裁選挙決選投票で高市早苗経済安全保障相(当時)に辛勝した石破氏は第28代総裁に選出。続く10月1日には衆参両院本会議の首班指名選挙で多数を得て第102代内閣総理大臣に指名された。

そして石破氏が総裁選での「公約」を破って衆院解散を強行した総選挙は与党の自民、公明両党で過半数割れの大敗を喫した。自民56減の191議席、公明8減の24議席で両党合わせて215議席。過半数の233議席を下回り、石破政権は少数与党に転落した。

さすがの石破氏も臍をかんだが、後の祭り。衆院465議席が確定した28日未明に「これほど負けるとは思っていなかった」と側近に語ったと聞く。情勢分析が甘い。

トランプ次期大統領との面会かなわず

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