深谷で「映画と珈琲」を楽しむレトロ散策のすすめ 酒蔵建築や映画ロケ地で「時空を旅する」気分に

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木のぬくもりを感じさせるテーブルと椅子
吹き抜けが印象的な店内。作業場の雰囲気が随所に残る(撮影:永見薫)

高さ3メートル以上のある吹き抜けが気持ちいい空間は、酒蔵の瓶詰め工場だった場所。ここにアメリカ製の大きな焙煎機がある。

カフェの店員が焙煎機で作業する様子
アメリカ製の焙煎機を使用。温風の温度管理をメーターで計測しながら、手作業で焙煎する(写真:50COFFEE ROASTERY提供)

18年前から市内の別の場所でカフェレストランを始めた五十嵐智氏。もともとコーヒーに関心が高かった氏は、20代の頃に初めて口にしたエスプレッソに感動。

「これは習わないわけにはいかない、みんなに飲ませたい」と浜松町にあるエスプレッソマシンメーカーが主催する、コーヒーセミナーに幾度も足を伸ばしたのは今から30年前のこと。セミナーで試行錯誤したあとは、前職を辞した後にそのまま独立。

しかし、別店舗ではコーヒー豆の焙煎が難しかった。いつか焙煎機を置いたコーヒーに特化した店をやりたいと心に秘めていたときに、五十嵐氏は七ツ梅と出会う。

「まるで世界遺産のような場所だと心を射抜かれた」

すぐに五十嵐氏は出店を決めて、2店目はコーヒー専門店としてオープンした。熱風式の焙煎機であぶられたコーヒー豆は、ふわりとフルーツのような香りが際立つ。

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