3月27日東京時間、ドル/円相場は一時151円97銭をつけ、円は対ドルで1990年7月以来の安値水準となった。為替介入はもとより、今後注目されるのは間違いなく「円安に対して日銀はどう動くか」という論点だろう。
真っ当に考えれば、今後円高リスクがあるとすれば、それは日銀の正常化プロセスがマイナス金利解除ワンショットで終わらず、連続利上げに至り、日米金利差の縮小が一段とクローズアップされる局面だと考えられる。その発想は正攻法であるし、現在もメインシナリオにとって配慮すべきリスクには違いないと筆者も思う。
「連続利上げは円高リスク」という王道に一抹の不安
日銀金融政策決定会合における現在の公表文も「経済・物価見通しを前提にすれば、当面、緩和的な金融環境が継続する」をフォワードガイダンスとして据えている。例えば、ここから四半期に1度、短期金利が0.25%ずつ引き上げられるような展開は「想定外の円高リスク」と整理しておくのが無難だろう。
IMM通貨先物取引などに反映される投機筋の円ショートの大きさを踏まえても、想定外の円金利上昇は想定外の円高リスクに直結すると考えるのが王道ではある。

しかし、実は逆かもしれない(円安リスクかもしれない)という一抹の不安もある。
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