インターネットが普及し始めた初期の頃は、情報化が進むことによって、おそらくわれわれはもっと真実に近づけると信じていた。しかし、デジタル化された情報がこれだけ世界中を駆け巡るようになった結果、世界から「真実」は消え去りつつある。
少し前までであれば、写真や動画の存在が、誰かがそこにいた、あるいはこんな事件がそのとき起こっていたという、動かぬ証拠になりえた。しかし、今では、フェイク動画という言葉がポピュラーに使われているように、加工された偽動画や偽画像を簡単に作ることが可能になってしまった。映像があるというだけでは、実際にあったことの証明にはもはやならない。
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