生成AIを教育現場で使う際のガイドライン発表 文科省「教育に有効かで判断」 具体的な活用例と不適切な例も紹介
一方、不適切な例としては、児童生徒が課題のレポートや⼩論⽂、詩や俳句の創作物などを⽣成AIに作らせて提出することなどを挙げた。教員に対しても、児童⽣徒の学習評価や教育指導をする際の利用は不適切とした。

教員の対応工夫とAIリテラシー向上も要求
夏休みなどの長期休暇では、児童生徒が家庭で生成AIを使用することも考えられる。対策として、AIの利用を想定していないコンクールの作品やリポートをAIで作成したものを自身で作ったとして応募・提出するのは不正行為であることを指導するよう教員に求めた。また、提出物の内容を十分に理解しているかを確認するために口頭発表の機会を設けるなど、評価方法を工夫することも提案している。
ガイドラインでは教員のAIリテラシー向上の必要性も強調。今後、生成AIに対する懸念に十分な対策を講じられるように学校で知見を蓄積し、生成AIを児童生徒が学びに生かす力を段階的に高めていく方針だ。

調査元:https://www.mext.go.jp/content/20230704-mxt_shuukyo02-000003278_003.pdf
東洋経済education × ICT編集部
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