【教員向け】教材を作る方法とは?小学校・中学校・高等学校における教材作成のコツを解説

プリント教材をExcel(またはGoogleスプレッドシート)で作るコツ
Ⅰ A4サイズ1枚に収まるように作る(ページレイアウトで確認)
Ⅱ 児童生徒の実態に応じて、フォント(書体・サイズ)を変える
Ⅲ 適宜、図表・イラストを入れる
GoogleスプレッドシートはExcelと関数などの機能が似ているため、同じ操作感で扱えます。Googleスプレッドシートは複数人で共有し同時に編集することが可能です。複数人でひとつのシートを編集し合えるというところが、スプレッドシートの大きな特徴ですので、教員間で(同じ教科・学年等で)共同作業しながら教材作成をする際に便利です。
Excelにおいては、Googleスプレッドシートと同様の機能がありますが、図表・イラストの機能が豊富なため 、ビジュアル資料をより効果的に配置することが可能です。この挿入のしやすさは、教材づくりにおいては非常に重要となりますので選ぶ基準としては外せないと感じています。

デジタル教材の作成
GIGAスクール構想が進み、今後の学校現場における「教材」作りの中心となるデジタル教材。プラットフォームごとの各種アプリケーションだけではなく、CanvaやAdobe Express for EducationといったSSO(シングル・サイン・オン)でログインできるサービスを利用することもデジタル教材の利用になります。
オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。パソコンのブラウザーがあればいつでもデザインが可能。Canva for Education に登録することで、Proアカウントと同等以上のサービスを使うことができます。
Adobeが提供している「Adobe Creative Cloud」の入門版となり、より手軽に誰でも簡単にクリエーティブなコンテンツが作れることを目指したツールです。「Spark Post」と呼ばれていた製品がベースになっており、直感的に使えるのが特徴。
ゲーム感覚で楽しく学習できるコンテンツを簡単に作成・共有・プレーすることができます。全員が同時に参加し、クラス全体の息を合わせて、授業を進行することができるクイズ型アプリです。
Webブラウザーで使えるオンライン掲示板アプリ。テキストを入力しての投稿はもちろん、画像、音声、動画、手書きなど、いろいろなものを投稿して、複数人で閲覧やコメントができます。
他都道府県の教材を学ぶには
数年前では考えられないほど、Webサイトなどを通じて教育実践を検索することができるようになっています。指導案のみならず、板書計画やデジタルコンテンツまで幅広く手に入れることができるようになってきているので、ちょっとした授業アイデアを短時間で手に入れたいときなどは有効利用できます。
また、上記のサイトにおいては公的な機関や、ある程度の審査基準をクリアした執筆者による教育実践サイトとなっていますので、教材作成自体における「信頼度」においても高いものがあります。