景気後退リスクで米FRBは来年に利下げ転換か 手痛い傷を負った債券投資家にとって「福音」に

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現在の利上げ局面については、早ければ26、27両日の連邦公開市場委員会(FOMC)での1ポイント利上げ観測も一部にあるが、調査対象者の大半が引き上げ幅の拡大には懐疑的。各会合で最大でも0.75ポイントの利上げ幅にとどまるとの見方が優勢だ。

インフレ率は4%程度で利上げは打ち止めに

調査ではフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標(現行1.5-1.75%)は4%以下でピークを迎えると大半が見込んでおり、FOMCの四半期予測のレンジと整合的。回答者の約26%がピークは4%超になると予想。一方、3%で打ち止めになると答える人も約8%いた。

だが、インフレは高止まりが予想されている。MLIVパルス調査によると、50%を超える回答者はFF金利がピーク時にインフレ率を下回るとの見方を示した。リセッション入り後の利上げ継続ではなく、通常よりも高いインフレを米連邦準備制度が許容するとの見通しを示唆している。

ジェフリーズの米国担当チーフエコノミスト、アネタ・マルコウスカ氏は「FF金利の誘導目標は3月に4%に達する」とし、来年下期までに「米経済のリセッション入りに十分な国内総生産(GDP)の足かせが生じるだろう」と指摘。「インフレ率はその時点で4%近くにとどまりそうだが、利上げは打ち止めの見込みだ」と述べた。

原題:Bonds’ Rough Ride Nears End as Fed Risks Recession: MLIV Pulse(抜粋)

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著者:Liz McCormick

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