祖業は通信建設業。5Gでの環境変化を予測し都市インフラ事業などを強化。
通信キャリア各社の基地局建設を請け負うエクシオグループは、NTTからの受注を軸に、通信建設業界のトップを走る。次世代通信規格「5G」の整備が進み、キャリアからの受注を積み増している最中だが、意外にも「非通信」分野を強化していく中長期戦略を描いている。
2月10日に発表した今2022年3月期第3四半期の決算は、売上高が3953億1000万円(前年同期比13.6%増)、営業利益は245億8900万円(同30.8%増)。いずれも、第3四半期時点での過去最高を記録した。
主力の通信キャリア向け基地局工事などが5G需要などを背景に着実に進んだことに加え、稼働率の向上などで工事の効率が改善し、販管費を抑制できた。また、自治体や官公庁の公共インフラ工事をはじめとした都市インフラ分野では、電気設備やトンネルなどの工事が堅調に推移。さらに、企業のシステム構築や通信ネットワーク整備を行うシステムソリューション分野は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴う需要増が寄与した。
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