国を挙げての脱炭素政策の推進で石炭火力発電の出力を抑制しようとした中国。だが、2021年の通年で見ると、石炭産出量は過去最高を更新した。
中国の石炭産出量が過去最高を更新した。国家統計局が1月17日に発表したデータによれば、中規模以上の石炭企業による21年の産出量は40億7000万トンと、前年比4.7%増加。新型コロナウイルスの大流行が始まる前の19年と比べても5.6%上回った。
産出量増加の背景には、中国国内で新型コロナの流行が落ち着き、石炭需要が火力発電向けを中心に大きく回復したことがある。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら