帝人、「異色キャリア」の新社長が誕生する理由 社長交代は8年ぶり、新トップが直面する課題

印刷
A
A

8年ぶりの社長交代を行う帝人。新社長に就く内川哲茂氏はどんな人物なのか。その特異なキャリアから見えてくるのは“柔軟性”だ。

2022年4月に社長に就任する内川哲茂氏は、1990年の入社以来、一貫してマテリアル畑を歩んできた(撮影:今井康一)

“傍系”からトップの座へ―。

化学メーカー大手の帝人は2021年12月23日、8年ぶりに社長交代を行うと発表した。

2022年4月1日付で、現社長の鈴木純氏(63)が代表権のない会長になり、取締役常務執行役員の内川哲茂氏(55)が新社長に就く。

発表会見に臨んだ鈴木社長は人選について、国内外の有識者で構成するアドバイザリー・ボードの推薦を決め手に挙げたうえで、「(内川氏は)過去にとらわれず、論理的に実行できる力がある。新しいものを創出する局面、大きな変革を実行する局面では、この力が不可欠で最も重要だ」と強調した。

並んで登壇した内川氏は「帝人の有形無形の資産を受け継ぎ、私の色を加えながら未来をつくっていきたい」「私はどっしり構えるタイプではない。何かを始めるのもやめるのも、方向転換さえも軽やかにできる企業風土をつくるのが私の色」と抱負を語った。

内川氏の特異なキャリア

次ページ工場閉鎖という難しい課題にも取り組む
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内