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「スマホの次」を想像する力があるか 技術とビジネスがわかる人材を社内で育てるべし

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韓国LG電子は世界中でさまざまなモデルのスマートフォンを展開していたが、呆気なく撤退を発表した

DXを実現するために乗り越えるべき壁は多い。その1つが、昨年死去した米ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授が提唱した「イノベーションのジレンマ」だ。大企業が既存のヒット商品にとらわれ、その改良に固執し、イノベーションを起こせなくなることを指す。

4月初めに撤退を発表した韓国LG電子のスマートフォン事業もその1つだろう。LGは次世代のディスプレー開発で先行し、今年の米テクノロジー見本市「CES」では画面を“巻き取れる”スマホを発表するなど、意欲的な戦略を進めていた。だが同じ韓国企業でスマホ世界大手のサムスン電子に追いつこうとする中、黒字化の道筋が見えなかった。一方で電気自動車など電動製品向けの部品やヘルスケア事業に注力する。

ソニーや東芝、富士通、NECなどかつてパソコン(PC)業界で一世を風靡したメーカー各社も、この10年ほどで軒並みPC事業を売却した。米アップルがiPhoneを発表してから14年近くが経ち、スマホもPCと同様に転換期を迎えている。たとえ足元で儲かっていたとしても、次のイノベーションのためにどこで見切りをつけるかは悩ましいところだ。

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