有料会員限定

安倍政権の対韓・対ロ外交、内閣改造でどうなるか 改造内閣を過大評価する韓国と期待するロシア

✎ 1〜 ✎ 225 ✎ 226 ✎ 227 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

9月11日、安倍晋三首相は第4次改造内閣を発足させた。この内閣改造が外交に与える影響について考えてみたい。

現下日本外交の最大の課題は、1965年の日韓国交正常化後、最悪の状態になってしまった韓国との関係の改善だ。今回の内閣改造に関する韓国紙「中央日報」の報道を見てみよう。〈目標は鮮明だ。7月22日の参議院選挙の勝利を弾みに念願の改憲を推進するという安倍首相の執念が今回の内閣改造に濃縮されているという評価が出ている。「改憲サムライ」と呼んでも遜色がない側近の強硬派が党・政府の主要ポストを掌握した格好だ。改憲議論に消極的な与党議員に「職場放棄」発言をした下村博文文部科学相を党四役の選挙対策委員長に座らせたのが代表的な例だ〉(9月11日「中央日報」日本語版)。日本の報道では「お友達内閣」とか「出がらし内閣」と揶揄されているのに対して、韓国では中央日報の「改憲サムライ」という言葉に端的に示されているように、今回の内閣改造で安倍政権は強化され、憲法を改正し、日本は帝国主義的傾向を強めていると受け止められている。

関連記事
トピックボードAD